薬剤師mokaのいらすとブログ

iPad Proで絵を描きます。新米薬剤師です。

薬剤師になったけど、速さばかり求められて辛い

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新人薬剤師のmokaです。

 

薬剤師に転職してから、思い描いていた薬剤師像とのギャップがあったので、こんなツイートをしてみました。

 

もちろん、色々な考えがあるでしょうが、反応がまぁまぁあったということは、皆さん何かしら感じているんでしょう。

 入社前の薬剤師のイメージ

薬剤師は薬の専門家。

私の入社前のイメージは、薬剤師の主な仕事って

  • 処方箋をしっかりチェック
  • 飲み合わせを確認
  • 患者さんがちゃんと治療を進められているか投薬で確認

というものだと思っていました。

高齢の方ですと、2、3個病院に行ったり、何科も掛け持ちして通院されている人も多いので、飲み合わせに問題がないか確認するのは大切ですよね。

血圧とか検査値を聞いて、それを薬歴に記録してグラフにしたり、患者さんの病気についてディスカッションしたり、処方解析したり、そういう仕事をするものだと、本気で思っていました、薬局薬剤師になるまでは。

 

ちなみに、6年制薬学部卒業の場合、薬局実習に行っているのにそこまでギャップあるものなの?と思われそうですが、実習の内容も薬局によってピンキリですので、実習でどれだけ薬剤師の仕事を学べるかは運しだい、です。

速さが最優先?

一包化を急いで作るイラスト

配属された薬局は、とにかく速さが第一。薬が患者さんにわたるまでを測られて、遅いと怒られたこともあるくらい、時間にシビアです。


そう、患者さんを待たせるということは、かなり高確率でクレームに繋がるので、皆必死なんですよね。

ですが、私の感覚では、いかに速く一包化出来るかとか、投薬から帰ってくるかが、あまりにも重要視されすぎているように思えました。 

 

重複投与を防いだことや、過量投与に気づいて疑義したことは全く評価されないのに、一包化の調剤の時間を分単位で数えられ、遅いと怒られる始末。

 

患者さんに30分しか待てない、 と言われたら、必ずその時間内に作らなければいけないものなんでしょうか。その内容が、薬の数も多くて、結構重いものでも。

 

患者さんも体調が悪かったり、ご高齢の方も多い中、長時間待つのは辛いでしょうし、正確に、かつ速く薬を出すのは、プロとして当然の事だとは思います。

 

それでも、薬剤師として働いてみて、安全性より、速さばかりに気を取られている気がしてならない。   

 

優先するべきは、やっぱり、安全性じゃないの?

今の環境や、上司から評価されている点を考えると、薬剤師のメインの業務は、処方箋どおりの薬を、とにかく速く患者に出し、投薬を早めに切り上げて、調剤室に戻ってくること。

 

速さに気を取られたあまり、禁忌を見逃したり、重複投与を見逃しているケースも何度か見てしまいました。

 

調剤過誤が起こりそうなイラスト

薬剤師の本来の業務

私は、薬剤師の業務は、本当にその薬を飲んで、患者さんのためになっているかを、患者さんや医師と相談していく事だと思っています。

 

やたらめったら胃薬が出てて、患者さん本人も何で出されてるかわからない、でも禁忌でも何でもないから、とりあえず早く出す。

患者さんも待つのは嫌だから、疑義照会で待たされて、薬を減らされるよりも、とりあえずさっさと薬貰って帰りたいですよね。

薬剤師である私も、それにのっかって、とりあえずさっさと薬出して帰してしまっています。

でも、そんなの、「薬剤師って仕事してないよね」とか、「棚から薬出してるだけだよね」って言われても、仕方がない状況を自分たちで作り出している気がしてしょうがないです。

 

こうせざるを得ない状況なのはわかるし、今すぐ解決できる策が思い浮かんでいるわけでもない。ですが、どうしても違和感を覚えずにいられませんでした。

調剤が遅いのをとにかく怒られた

私が未経験薬剤師として中途入社したのは、未経験の正社員を、ほぼ雇った事が無い、というような薬局。

同じ立場の人がいなかったので、比較は出来ないのですが、入社してからというものの、散薬に手こずり、軟膏や水剤に手こずり、一包化に手こずり、すっかり調剤が遅くて使えない新人という立ち位置になってしまいました。

 

これらの調剤は、なかなか慣れない上に、失敗すると取り返しがつかないので、どうしても確認作業が入念になり、最初の頃はすごく時間がかかっていたんです。

 

それが、先輩薬剤師の方からすると、かなりイライラしたようで・・・。もちろん、遅い私に問題があるんだし、気持ちは分かるんですけどね。

いまだに速さばかりを求められる環境は、ちょっとトラウマです。

対人業務を優先させたい

もっと一人一人の服薬指導に時間をかけたい。

飲むのを忘れてしまう薬があれば、飲み忘れを防ぐ方法や、服用タイミングの変更を医師と相談したりしたい。

それができれば、無駄な薬も減らせるし、医療費の抑制にもつながるし、コンプライアンスもあがるしで、みんな幸せなんじゃないのかなぁ。手間はすごくかかるでしょうが・・。

 

そんな薬剤師像を思い描きながら、今日もよーいどん、かけっこ状態で速さを競いながら、働いています。