薬剤師mokaのいらすとブログ

iPad Proで絵を描きます。新米薬剤師です。

新人薬局薬剤師が読んでみた!アンサングシンデレラ1巻の感想

アンサングシンデレラ感想

新米薬剤師のmoka(@mokapple)です。

 

今巷をにぎわせている、薬剤師が主人公の漫画、アンサングシンデレラ!!
2年目の病院薬剤師が主人公ということもあり、親近感を覚えた私は、さっそく購入して、読んでみました。

ネタばれを含みますので、ネタばれやだよ~って方は、さみしいですが、この記事は見なかったことにしてください。

共感できる

 

主人公に共感

新人薬剤師の私と2年目の主人公。

私は薬局薬剤師で、主人公の葵みどりちゃんは病院薬剤師で働く場所は違いますが、年齢や境遇が近いこともあって、彼女の感じ方や考え方にすごく共感できます。

 

大学を卒業して、薬剤師の資格を取るまでって、本当に大変ですよね。
私も吐きそうになるまで勉強しました。

なのに、いざ現場に出てみると、「あれ、薬剤師っていらなくない?」って思ってしまう事って、とても多いんです。
医師には「そんなケアレスミスでいちいち電話するな」という態度をとられ、患者さんには「薬が出てくるのが遅い、薬剤師が余計なことするな」と怒られたり。

 

学生時代に思い描いていた薬剤師像と現実とのギャップに困惑しながらも、自分の追い求める薬剤師になろうともがいている。

そんな主人公の気持ちが、痛いほどわかるんです。

病院薬剤師の仕事内容がわかる

病院薬剤師と薬局薬剤師

薬局薬剤師の私にとって、病院薬剤師はある意味未知の世界。

業務内容は学生時の実習でざっくり知ってはいるものの、薬局とは取り扱う薬も違うし、対応する患者さんも異なります。

点滴や注射はわからないし、カルテも読めない、最悪患者さんの病名や症状さえわからないこともあり、盲検化されていると感じる薬局薬剤師の私からすると、病院薬剤師さんは憧れの的でもあります。

 

薬剤師以外の医療従事者さんたちと連携できるのも、病院薬剤師の特権ですよね!

なので、病院薬剤師のことを学ぶことができて、とっても新鮮でした。

薬理の勉強になる

アドレナリンが効かなかった原因

漫画を読むことで、なんと、薬理の勉強にもなります!

薬剤師の業務内容がわかる上に、勉強にもなるので、薬学生さんにはマストの漫画ですね!絶対読んでください!

 

漫画の中で、降圧薬を飲んでいた患者さんがハチにさされ、エピネフリン投与でも血圧が上がらなくなってしまった話がありましたよね。

結局エピネフリン→グルカゴン投与で事なきを得ましたが、グルカゴンの作用機序がすっかり頭から抜け落ちていた私は、なぜβブロッカー服用の患者さんに効いたのかわからず・・・。下記URLを参考にさせていただきました。

https://hospital.city.sendai.jp/pdf/p062-065%2035.pdf

 

薬局薬剤師として働きながら感じたことですが、作用機序を患者さんに説明することは、まずありません。ですが、作用機序を自分が理解していなければ、きちんとした薬の説明をすることもできないのです。

知識をアップデートするだけでなく、忘れないようにしていくことも重要ですね。

まとめ

2巻が楽しみ

 医療従事者の中では、なんだか影が薄い薬剤師・・・。
外側から見える主な業務が、棚から薬を出して数えて袋詰めにしている作業であるため、「楽な仕事だね」とか「つまらないね」って言われることもしばしば。
 
そんな薬剤師にスポットライトを当ててくれたことにほのかに嬉しさを感じつつ、日常の業務の参考にもしながら読ませてもらっています。
2巻がとっても楽しみです!