薬剤師mokaのいらすとブログ

iPad Proで絵を描きます。新米薬剤師です。

新人薬剤師が感じた、薬局薬剤師の仕事で辛いこと

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新人薬剤師のmoka(@mokapple)です。


新卒で企業に就職した私が、調剤薬局に抱いていたイメージは、「調剤薬局って、ワークライフバランスが整っていてて、ゆったり働ける」と思っていました。

ですが、仕事というのは、側から見るほど楽ではないんですよね。実際にやってみると、辛く感じたことがたくさんありました。

 

という訳で今回は、私が薬局で働いてみて感じた話や、薬剤師の友人から聞いた調剤薬局の辛い話を描いていきます。
もちろん全ての薬局がそうでは無いですが、こういう職場もあるんだな、という目線で読んでいただけると幸いです。

薬歴はサボリ

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まず、薬歴を書くことが、サボりとみなされます。
薬歴を書いている間は、調剤や監査の手がストップしてしまうから、業務が回せなくなってしまうということなんでしょう。

 

こういう薬局の場合、薬歴は後回しにすべき業務なので、よっぽど患者さんが来ていなくて、暇な時間以外は書けない雰囲気です。

 

ではいつ書くかというと、お昼休みか、定時後です。

お昼ご飯を食べながら薬歴を書くか、薬局を閉めて溜まっていたほかの業務をすべて終わらせてから、薬歴に取り掛かるわけですが、この時点でもう疲労はピークなんですよね。

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私は、薬歴作成は、患者さんの治療にも関わる大切な仕事だと思っているのですが、周囲からすると、どうやらそうではないようです。
「薬歴を書くこと」は、もはや仕事とみなされていないとさえ思ってしまうほどに、軽視されているよいにさえ感じます。それか、内容薄くても、個別指導さえクリアしたらOKとか。

 

薬歴がたまりすぎて、毎日何時に帰れるかわからない恐怖。もうこんなのは嫌だ!

 

※因みに、業務時間中に薬歴を書くときは、「立って書く」のが必須だと言われた事もあります。何かあったらすぐ動けるように、という理由と、座ってたら患者さんから調剤室を見られたときに、「仕事してない」って思われたりするから、という理由もあるそうで、本当に意味が分からない。薬歴は仕事の一環だってば。

残薬が辛い

薬を毎日忘れずに飲むのって、なかなか大変なんですよね。

 

お年寄りの方は、10種類以上のお薬を飲んでいることもあったりして、とにかく飲み忘れが多発します。一包化してても、食前、食後、食間の薬とか、色々タイミングがありますもんね。

 

結果、薬が余り過ぎて、もうわけがわからないから、1度全部捨てて先生に新しく出してもらおう、っていう思考になっている人もいます。それ少なくとも7割は、皆が払ってくれてるお金だってこと、自覚、していないんでしょうね。

 

薬局でも、残薬を減らす為の取り組みはしていますが、これがまた大変です。残薬を預かって、どれくらい余っているか一錠一錠数えて・・・。

 

大事な業務だと思う一方、結構苦痛です。やってもやっても終わらないし、現場も回さないといけないし。

飲み忘れが多いのは大きな問題だなぁ、といつも思います。

在庫管理が大変

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在庫管理って、大変ですよね。薬を切らしてもいけないし、買いすぎてもいけないしで、そのバランスが難しい。

高額で、あまり使用者のいない薬を発注する時なんか、とても気を使います。

 

ジェネリックもメーカーを色々そろえないといけないし、OD錠と普通錠の違いもあるし。日本だけなのか何なのか知りませんが、ただでさえややこしい薬を、何でこんなもっとややこしくするの!?

 

色々ある調剤薬局の業務の中で、この仕事が一番苦手です。

普段は「患者さんを第一に」って言っている薬局長が、月末が近づくと、「ギリギリまで在庫を絞りなさい」なんて言ってくるもんだから、内心冷や汗もの。

 

在庫を絞らないといけないのは、会社の利益に関わることですし、やらなければいけないのは分かります。ですが、その前に医療従事者として、患者さんに薬を渡せないかもしれないようなリスクを冒さなければいけない状況に、疑問の念を抱かずにはいられないのです。

実務実習が無意味

これは実際に働く前の話ですが、大学時代の薬局の実務実習が最悪でした。

 

実習生が好きではない薬局だったらしく、朝の挨拶の返事もまともにしてもらえなかったんです。

目を合わせずに、すっごく嫌そうに、「はぁ〜(ため息)、おはようございます(早く更衣室から出て行けよオーラ)」といった感じの挨拶。

 

指導薬剤師には、用法用量を覚えるまで、ピッキングすらするなと言われ、最初の1ヶ月間は薬を触らせてももらえませんでした。

じゃあ何してたかというと、監査が終わった後の処方箋のコピーをみて、どういう処方が来るのかを勉強する、くらいしかないですよね、一人で。
わからない処方があっても、質問したらキレられました。

 

実習で得たものは、「薬剤師大嫌い」という感覚でした。
ピッキングと一包化を若干やって終了。投薬は3回くらいはしたかもしれません。

 

私の2.5ヶ月を返してー!!と本気で言いたくなりましたね。

こんなことなら留学にでも行った方が何十倍有意義な時間を過ごせました。

まとめ

調剤薬局は本当に千差万別。

同じチェーン店でも、薬局長の考え方や、周りの雰囲気で働きやすさが全く異なる業界だと感じます。

 

学生のころは、調剤薬局薬剤師=楽なイメージをもっていましたが、全くそんなことはないんだと、実際に働いてみて思いました。事務系の作業がすっごく多い。

 

思い描いていた薬剤師と、実際の業務に大きなギャップを抱きながら、働く日々をすごしています。