薬剤師mokaのいらすとブログ

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新人薬剤師におすすめの本!薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100のレビュー

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moka(@mokapple)です。

薬局薬剤師になってから1年がたちますが、この1年で購入した本は10冊を超えました。

特に投薬をし始めたころは、全く薬のこともわからず、患者さんからの質問にも答えられずに歯がゆい思いをしましたしたが、たくさんの本に助けられてきました。

 

今回はその中でも、私が薬局薬剤師になったばかりの頃に購入した、新人さんにおすすめの本を紹介します。

薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

薬剤師になったころは、似たような作用の薬の使い分けが全くわかりませんでした。

例えばARBとACE阻害薬。どちらも降圧剤というのは分かるのですが、なぜAさんにはARBが出て、BさんにはACE阻害薬が出るのか、医師の処方意図は何なのか、全くわかりませんでした。

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(引用:薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 P14)

 

こちらの本は、とにかく紙面が読みやすい、わかりやすいのが大きな魅力です。

回答がわかりやすい

まず、疑問に対する回答が、表題のすぐ下に簡潔に記載されています。普段の業務と、自己研鑽の両立は難しいもの。

中身を読み込んでからでないと回答が得られないような書籍では、時間も取られてしまい、なかなかとっつきにくい印象です。

 

ARBとACE阻害薬の違いについては、「空咳の副作用が少ないARBと、実績豊富で適応症も広いACE阻害薬」との回答がシンプルに記載されており、この1行だけで疑問を解決することができます。

もちろん、その根拠や、詳細な薬理作用も記載されているので、読み込むことで知識を深められます。

図がわかりやすい

この本の著者、児島悠史さんのホームページを見たことがある方は、ご存知かもしれませんが、ビジュアル面でのわかりやすさがすごいです。

図がたくさん用いられており、一目で疑問が解決できるようになっています。

 

例えばキサラタンなどがある、〇〇プラスト系の、緑内障の目薬。
色々種類がありますが、違いが全く分かりませんでした。

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(引用:薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 P387)

パッと図を見るだけで、おおまかな違いを理解できます。 文字を読む前に、図で全体像を把握できるのはすごく良いですね!

ポイントがまとめられている

それぞれの説明書きの最後に、要点が簡潔にまとめられています。

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(引用:薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 P17)

 私は1度読んだだけではすぐ内容を忘れてしまい、服薬指導のときに、あれれ、どっちだっけ、、、って度忘れしてしまう事が多いので、気づいたときにポイントだけでも読み直すようにしています。

内容が充実

ここまで、「わかりやすい」「簡潔」と述べてきましたが、おすすめはもちろん、隅々まで読み込むことです!

ページの下の枠外にひっそり書かれているこぼれ話や、ポイントの後ろに記載されている説明書きも、すべてとても勉強になります。

内容によっては、添付文書やインタビューフォームから、それぞれの薬を比較した情報もまとめられているので、わざわざ自分で添付文書を調べる手間も省けます。

服薬指導にどう活かすか

患者さんはよく、「きつい薬ですが?」「どんな薬ですか?」となど他の薬と比較して、自分が処方されている薬がどういう立ち位置のものなのか、気にされる人が多いです。

 

私が投薬を始めたばかりの頃、真菌の塗り薬について、「これはキツイ薬ですか?」と聞かれて困ってしまった事がありました。


当時は成分名から真菌の薬であることはわかったものの、他の真菌薬と比較して、効果に違いがあるのかどうか、知らなかったからです。

 

その晩、自宅でこの本を読んで、アスタット、ルリコン、ゼフナート、ラミシールの違いを勉強して、次からは答えられるようにしよう!と意気込んだ覚えがあります。

 

「この薬は、〇〇のお薬です」以外に、幅広い知識の中から、どういうジャンルの薬なのかを説明するのが、薬剤師の腕の見せ所ではないでしょうか。

この本は、服薬指導を充実させてくれる知識をたくさん学べる、新人さんにも、中堅の方にもおすすめの1冊です。

 

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